宅配ドライバーが配達を早くするためにやっている工夫

宅配ドライバー

宅配ドライバーは、1日にたくさんの荷物を配達します。

そのため、1件あたり数十秒、数分の時間短縮でも、1日を通すとかなり大きな差になります。

私も長年宅配ドライバーをやってきましたが、配達を早くするために、いろいろな工夫をするようになりました。

今回は、私が実際にやっている「無駄な時間を減らす工夫」を紹介します。

最短ルートを考える

まず大切なのが、無駄のないルートを組むことです。

同じ場所を何度も通ったり、行ったり来たりすると、それだけで時間をロスします。

できるだけ効率よく回れるように、配達する順番を考えておきます。

荷物もある程度ルート順に積み込む

荷物を積み込むときも、配達する順番を意識します。

ただし、完璧に順番通りに積み込む必要はありません。

「この地域はここ」「次に行く地域はここ」というように、地域ごとに大まかに配置しておくだけでも、荷物を探す時間を減らせます。

積み込みに時間をかけすぎるのも逆効果なので、取り出しやすく、分かりやすい程度に整理するのがポイントです。

配達先では早歩きを意識する

配達先では、できるだけ無駄な時間を作らないようにします。

私自身は以前、急いでいるときは走ることもありました。

特に、

  • 上り階段
  • 上り坂
  • 玄関まで距離がある家

などは、ゆっくり歩いているとかなりの時間ロスになります。

ただし、荷物を持ったまま走るのは転倒などの危険があるため、現在は安全面を考えて早歩きを基本にするほうがいいと思います。

帰りは車まで急いで戻って、次の配達へ。

一件一件の移動を少しずつ短縮するだけでも、1日の配達時間は変わってきます。

お客さんが印鑑やペンを探す前にペンを出す

サインをもらう必要がある荷物では、意外と時間がかかるのがお客さんの印鑑やペン探しです。

特にお年寄りのお客さんの場合、印鑑を探すのに数分待つこともあります。

そこで私は、サインをしてもらうときに自分のペンをサッと差し出すようにしています。

これだけでも、ちょっとした時間短縮になります。

小さなことですが、何十件も積み重なると大きな差になります。

端末の入力は「待ち時間」に済ませる

配達完了の入力も、時間短縮できるポイントです。

例えば、インターホンを押してお客さんが出てくるまでの時間や、サインをしてもらっている間など、手が空いている時間にできる作業を済ませておきます。

「入力するためだけの時間」を別に作らないことがポイントです。

ただし、運転中に端末を操作するのは非常に危険です。

私自身もやってしまうことがありますが、これは安全運転の面からおすすめできません。

運転中は運転に集中して、入力は停車して安全を確保した状態で行う。

これが基本です。

お客さんに早めに気づいてもらう

配達先に到着したとき、お客さんが庭などにいることがあります。

そういう場合は、遠くからでも、

「どうもー、宅配便です!」

などと声をかけます。

早めに気づいてもらえれば、近くまで行ってから声をかけ、そこでやっと気づいてもらう、という時間を短縮できます。

ほんの数十秒のことですが、これも積み重ねです。

運転中に次の荷物を把握しておく

次の配達先へ向かっている間に、目的地の伝票を確認しておきます。

そして、

  • どこの通販か
  • 荷物の大きさ
  • 荷物の種類
  • 持ち運びやすい荷物か

などを把握しておきます。

そうすると、到着してから「この荷物だったかな?」と探す時間が減ります。

車を停めてから荷物を探すのではなく、到着する前に頭の中で準備しておくことが大切です。

到着した時点で「在宅か不在か」を考える

これは経験が必要な部分ですが、配達先に到着した時点で、在宅なのか不在なのかをある程度判断することもあります。

もちろん確実に分かるわけではありません。

しかし、車や自転車の有無、家の様子などから「これは不在かもしれない」と予想できることがあります。

不在の可能性が高ければ、荷物を取り出さず、インターホンに向かいます。

そして、インターホンを押して反応を待っている間に不在票を記入しておけば、不在だった場合の作業をスムーズに終わらせられます。

これは経験を積んだドライバー向けのテクニックかもしれません。

ただし、思い込みで「不在」と決めつけるのは禁物です。

確実にインターホンを押し、反応がない事を確認してから不在伝票を投函しましょう。

まとめ

宅配ドライバーが配達を早くするために大切なのは、単純に走ることではありません。

  • 最短ルートを組む
  • 荷物を地域ごとに整理する
  • 配達先では無駄なく動く
  • ペンをすぐ渡せるようにする
  • 待ち時間を有効に使う
  • お客さんに早めに気づいてもらう
  • 次の荷物を事前に把握する
  • 在宅・不在をある程度予測する

こうした小さな工夫の積み重ねです。

1件で30秒、1分短縮できたとしても、それが100件になれば大きな時間になります。

ただし、スピードより安全が優先です。

急いで転倒したり、運転中に端末を操作したりして事故を起こしてしまえば、時間短縮どころではありません。

宅配ドライバーにとって本当の「効率化」とは、無理をすることではなく、安全を確保しながら無駄な時間を減らすことだと思います。

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