宅配ドライバーはきつい?10年以上経験して分かった「最初の辛さ」と長く続けるコツ

宅配ドライバー

「宅配ドライバーはきつい?」

これから宅配ドライバーを始めようとしている人なら、一度は気になると思います。

結論から言うと、仕事を始めたばかりの頃は、本当にきつい仕事です。

脳も身体も精神もフル稼働。

私自身、宅配ドライバーを10年以上経験していますが、始めたばかりの頃はかなり大変でした。

始めたばかりの頃は本当にきつい

学生時代にスポーツをやっていた方なら、少しイメージしやすいかもしれません。

朝練をして、学校で授業を受けて、夕方から本練習。そして夜まで練習する。

宅配ドライバーを始めたばかりの頃は、個人的にはそれくらい辛く感じました。

若かったから何とか耐えられたような生活を、大人になってからまた経験するとは思いませんでした。

しかも宅配の仕事は、身体を動かすだけではありません。

荷物を持って歩き、車に乗り降りし、階段を上り下りする。それだけでも体力を使います。

さらに、

  • 配達先を確認する
  • 荷物を探す
  • 配達ルートを考える
  • 時間を管理する
  • お客様に対応する
  • 不在や再配達に対応する
  • 次の配達先を考える

など、常に頭も使います。

まさに脳・身体・精神のすべてを使う仕事です。

ただ、学生時代とは大きく違う

ここが宅配ドライバーの面白いところでもあります。

学生時代のスポーツなら、練習すれば体力がついたり技術が上がったりします。

宅配ドライバーも似ています。

ただし、宅配の場合は経験を積めば積むほど、要領が良くなっていきます。

最初の頃は、「次はどこだ?」「この荷物はどこに積んだ?」「この道でいいのかな?」と、一つ一つの作業に時間がかかります。

ところが経験を積むと、

「この荷物はここ」「この地域はこの順番」「この時間ならこのルート」というように、自然と判断できるようになってきます。

結果として、同じ仕事でも短い時間で終わらせられるようになり、身体的にも精神的にも楽になってきます。

どのくらいで楽になる?私の経験では、個人差はありますが、1年~3年くらいが一つの目安だと思います。

ただし、単純に「何年やったか」だけではありません。

これまでに何個の荷物を配ったか。

こちらのほうが重要だと思います。

毎日たくさん配達していれば、それだけ経験値も増えます。

最初は一日中必死だった仕事が、経験を積むにつれて、「このくらいならこの時間で終わる」という感覚が分かるようになってきます。

それでも辞めてしまう人がいる

始めたばかりの頃の辛さに耐えられず、辞めてしまう人もいると思います。

これは仕方のないことだと思います。

人によって体力も違いますし、性格も違います。

宅配ドライバーに向いている人もいれば、向いていない人もいます。

ただ、長年この仕事を経験してきた私から、これから宅配ドライバーを続けたい人にアドバイスするとしたら、「無理をしないこと」これが一番です。

無理な配達量なら、キッパリ断る

これは非常に大切だと思います。

「他の人はできているから、自分もやらなければ」と考えてしまう人もいるでしょう。

しかし、人によって処理できる仕事量は違います。

自分の力量を超えた配達量を無理して引き受けると、最初は何とかできても、長続きしません。

長く続けようと思うなら、自分がどこまでできるのかを知ること。

そして、無茶な仕事量は断ること。

これも仕事を続けるために必要な能力だと思います。

マイペースでいい」私はそう思っています。

ダラダラ仕事をせず、メリハリをつける

もう一つ大切なのが、メリハリです。

忙しいからといって、ずっと休憩なしで働き続ける。

これは長期的に見るとおすすめできません。

仕事をするときは集中して仕事をする

そして、必要な休憩はきちんと取る

休憩が取れないほどの配達量なら、「そもそも自分のキャパを超えている」と考えることも必要です。

宅配は短距離の配達を何度も繰り返す仕事なので、疲労が積み重なります。

「あと少しだから」と無理を続けると、その「あと少し」が毎日になってしまいます。

朝・昼・晩、3食きちんと食べる

これも私が長く仕事を続けるうえで大切だと思っていることです。

宅配ドライバーをしていると、「朝飯を食べてない」「忙しくて昼飯を抜いた」という人もいます。

でも、個人的にはこの仕事で食事を抜くのはおすすめしません。

身体を使い、頭も使う仕事だからです。

食事を抜いて無理を続けていると、どこかで身体にガタがくる可能性があります。

長く宅配ドライバーを続けたいなら、食事も仕事の一部だと思って、しっかり体調管理する。

これが大切だと思います。

休日もしっかり取る

もう一つ重要なのが休日です。

「稼ぎたいから休みを減らす」という考え方もあると思います。

しかし、長期間働き続けるなら、適切な休日を確保することも重要です。

トラック運転者については、2024年4月から改善基準告示が改正され、拘束時間や休息期間などについて新しい基準が適用されています。

例えば、1か月の拘束時間は原則284時間以内、1日の拘束時間は原則13時間以内、休息期間は継続11時間以上を基本とし、9時間を下回らないことなどが定められています。 �国土交通省 +1

また、貨物軽自動車運送事業の個人事業主についても、過労運転防止の観点から、拘束時間・休息期間・運転時間などについて改善基準告示の遵守が求められています。 �国土交通省

そのため、「個人事業主だから、何時間働いてもいい」という考え方は危険です。

自分自身の健康と安全を守るためにも、法令や安全基準について知っておくことが大切です。

※具体的な勤務時間や休日の扱いは、事業形態や契約、適用される法令によって異なるため、疑問がある場合は最新の国土交通省・厚生労働省の情報を確認してください。

法令を勉強することも、自分を守る方法

この業界は、昔から長時間労働などの問題が指摘されてきました。

そのため、今でも「知らないこと」を利用されてしまう人がいるのではないかと思います。

だからこそ、自分がどんなルールの中で仕事をしているのかを知ることは非常に重要です。

私自身もそうでした。

仕事が辛い状況にいるときは、「仕事だから仕方ない」と思ってしまいがちです。

でも、法律や制度を調べてみると、「これは本当に普通なのか?」と気づけることがあります。

知らなければ我慢するしかありません。

でも、知識があれば、「これはおかしいんじゃないか?」と考えられるようになります。

法令を勉強することは、単なる知識ではなく、辛い状況から抜け出すための一つの手段だと思います。

宅配ドライバーはきつい。でも、ずっと同じではない

宅配ドライバーは、確かにきつい仕事です。

特に始めたばかりの頃は、脳・身体・精神のすべてを使う仕事だと感じると思います。

しかし、経験を積むにつれて、仕事の要領が分かってきます。

配達先を覚え、荷物の扱いに慣れ、効率の良いルートを組めるようになる。

そうすると、同じ仕事でも少しずつ楽になっていきます。

私の経験では、1年、2年、3年と経験を積むことで大きく変わってくる人もいると思います。

だから、始めたばかりで、「こんなにきつい仕事、自分には無理だ」と思っても、すぐに「自分には向いていない」と決めつける必要はありません。

ただし、無理をしてまで続ける必要もありません。

自分の力量を知る。

  • 無茶な配達量を抱え込まない。
  • 休憩を取る。
  • 3食きちんと食べる。
  • 休日を確保する。
  • そして、自分を守るために法令やルールを知る。

これが、宅配ドライバーを長く続けるために私が大切だと思っていることです。

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