宅配ドライバーの仕事で大変なこと7選|10年以上働いて分かったリアルな現実

宅配ドライバー

宅配ドライバーは「車を運転して荷物を届けるだけ」と思われることもあります。

しかし、実際に10年以上働いてみると、意外と大変なことがたくさんあります。

狭い道を走ったり、時間指定に追われたり、重い荷物を運んだり……。

今回は、私が宅配ドライバーとして10年以上働いてきた経験から、「これは大変だ」と感じることを7つ紹介します。

これから宅配ドライバーを始めようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

① 狭い道や悪路の走行

宅配ドライバーをやっていると、普通の道路だけを走っていればいいわけではありません。

住宅街には、

  • 車1台がギリギリ通れるような狭い道
  • 行き止まりのような細い道
  • 砂利道デコボコした道
  • 急な坂道

など、さまざまな道路があります。

こういう場所を走るときに一番怖いのが、車をぶつけてしまうことです。

特に初めて行く場所では、道路の先がどうなっているのか分からないこともあります。

さらに、雨が降った後などは道の状態が悪くなり、タイヤがぬかるみにはまってしまうこともあります。

最悪の場合、車が動かなくなってレッカーを呼ばなければならないこともあります。

そのため、宅配ドライバーは「運転が上手い」だけでなく、危険を察知して無理をしない判断力も重要です。

② 時間指定

宅配ドライバーにとって、時間指定はかなり大変です。

特に荷物が多い日は、「この順番で配れば大丈夫」と思って出発しても、途中で予定通りにいかなくなることがあります。

時間指定の荷物が迫ってくると、途中で配達する順番を組み替えなければならないこともあります。

ベテランドライバーなら経験から、「この荷物を先に回ろう」「こっちのエリアを先に終わらせよう」と臨機応変に対応できます。

しかし、初心者の場合は本当に大変だと思います。

そして、宅配では時間指定を守ることが非常に重要です。

お客様からすれば、「指定した時間に荷物が届く」のは当たり前という感覚だからです。

そのため、時間指定を守りながら、他の荷物も効率よく配達する必要があります。

③ 重い荷物をアパート・マンションへ配達する

宅配ドライバーにとって、重い荷物の配達も大変です。

特に大変なのが、お米や水などの重い荷物を、階段しかないアパートやマンションへ運ぶケースです。

例えば、「この荷物、何階だろう?」と思って確認すると、まさかの3階、4階。しかもエレベーターがない。

こうなると、かなり体力を使います。

重い荷物を持って階段を何往復もすると、1軒だけで一気に疲れてしまうこともあります。

そして、その後もまだたくさんの荷物を配らなければなりません。

宅配ドライバーにとって、重い荷物と階段の組み合わせはかなりの難敵です。

④ 繁忙期はとにかく忙しい

宅配ドライバーにとって、繁忙期は別世界です。

特に私が経験してきた中では、7月や12月などの繁忙期は、普段とは比べものにならないほど荷物が増えることがあります。

いつもの倍近い物量になることもあり、最初はかなり驚くと思います。

この時期は、とにかく、配って、配って、配りまくる。

これしかありません。

朝から晩まで荷物を配り続けて、家に帰っても仕事のことを考えてしまう。

私は繁忙期になると、夢の中でも配達していたことがあります。

それくらい忙しい時期です。

ただ、繁忙期を乗り越えると、宅配ドライバーとして一段成長したような感覚もあります。

⑤ 荷物が少なすぎる日も案外つらい

「荷物が少ないなら楽でいいじゃないか」と思うかもしれません。

確かに、体力的には楽です。

しかし、宅配ドライバーを長くやっていると、荷物が少なすぎる日も案外つらいと感じるようになります。

特に慣れていない人は、次の荷物まで何時間も空いてしまうと、その時間をどう過ごせばいいのか分からなくなることがあります。

車の中で何時間も待機しているのは、意外と苦痛です。

そんなときは、

  • 本を読む
  • 勉強する
  • 音声コンテンツを聞く
  • 配達ルートを見直す

など、時間を有効活用する方法を考えておくといいでしょう。

また、長時間同じ姿勢で座り続けるのも体には負担になります。

たまに車から降りて歩いたり、軽くストレッチしたりして、体を動かすことも大切です。

⑥ 悪天候の日の配達

宅配ドライバーにとって、天気はかなり重要です。

特に大変なのが大雨の日です。

雨の日は荷物が濡れないようにビニールなどで包んでから配達することがあります。

自分自身もカッパを着て配達します。

ところが、雨の日に車のドアを開けて外に出たり、荷物を積み下ろししたりしていると、車内までどんどん濡れていきます。

カッパを着たまま車に戻ると、座席まで濡れてしまうことがあります。

そして、そのまま仕事を続けていると、後で車内が湿気と雨具の影響でなんともいえない臭いになってしまうこともあります。

雨が強すぎると、「もう少し雨が弱くなってから配達したい……」と思うこともあります。

しかし、時間指定もあるので、そう簡単に待っているわけにもいきません。

雪の日も大変

雪の日は、道路が滑りやすくなります。

特に怖いのが、

  • スリップ追突事故
  • 坂道での立ち往生
  • タイヤが雪やぬかるみにハマる

などです。

普段なら問題なく走れる道でも、雪が積もると一気に危険な道路になります。

無理に配達を続けるよりも、安全を最優先にして判断することが重要です。

雷の日も注意

雷が鳴っているときも、安全には注意が必要です。

宅配ドライバーは屋外に出る時間が多いため、雷が近い場合は特に注意しなければなりません。

配達中は携帯端末を使って配達完了などの情報を入力することもありますが、雷が近いときは端末の操作より安全確保を優先するべきです。

悪天候の日は「予定通り配達すること」だけを考えず、安全を第一に考えることが大切です。

⑦ 再配達

そして、宅配ドライバーにとって忘れてはいけないのが再配達です。

荷物が少ない日ならまだいいのですが、荷物が多い日に再配達が大量に入ると、本当に大変です。

ただでさえ配達する荷物が多いところに、「不在だった荷物」が追加されます。

時間的にも、体力的にも負担になります。

そして個人的には、精神的にも結構こたえます

一度、「不在でした」となって終わった荷物を、もう一度配達しなければならないからです。

特に忙しい日に再配達が重なると、「またここに戻ってこなきゃいけないのか……」と思ってしまうこともあります。

最近は置き配が普及したことで、以前と比べると再配達が減ってきたと感じます。

これは宅配ドライバーにとっても、お客様にとっても良い変化だと思います。

宅配ドライバーの仕事は大変だけど、慣れると変わってくるここまで7つ紹介しましたが、宅配ドライバーの仕事は決して楽な仕事ではありません。

ただし、経験を積むことで大変だったことが少しずつ楽になっていくのも、この仕事の特徴です。

最初は、

「荷物が多すぎる!」

「ルートが分からない!」

「時間指定に間に合わない!」

と思っていたことでも、

経験を積むと、

「この荷物ならこの順番」

「この道はこの時間帯なら避けよう」

など、自然と判断できるようになります。

宅配ドライバーは、経験がそのまま仕事の効率につながる仕事だと思います。

まとめ

今回は、宅配ドライバーとして10年以上働いてきた私が、仕事で大変だと感じることを7つ紹介しました。

特に大変なのは、

  • 狭い道や悪路の走行
  • 時間指定
  • 重い荷物のアパート・マンションへの配達
  • 繁忙期
  • 荷物が少なすぎる日
  • 悪天候
  • 再配達

です。

宅配ドライバーは体力的に大変なだけではありません。

時間を管理したり、道路状況を判断したり、配達ルートを組み替えたりするなど、頭を使って効率よく仕事をする能力も必要です。

これから宅配ドライバーを始めようと思っている方は、こうした大変な部分も知ったうえで、自分に合った仕事なのかを考えてみてください。

大変なことも多い仕事ですが、慣れてくると自分なりの効率的なやり方を見つけられるようになります。

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