宅配ドライバーにとって、車は仕事に欠かせない大切な道具です。
そして、毎日のように車を走らせていると、どうしても気になるのがガソリン代。
少しでも燃費を良くして、ガソリン代を節約したいと思っている人も多いのではないでしょうか。
私自身、宅配ドライバーとしてエブリイを長時間・長距離運転しているので、これまでいろいろな燃費節約方法を試してきました。
今回は、その中でも私が実践している、
- タイヤの空気圧管理
- タイヤローテーション
- エアコンの使い方
- エンジンオイルの交換
- バッテリー・スパークプラグの点検
- 運転方法
- MT車とAT・CVT車の燃費
について解説します。
① タイヤの空気圧を適正にする
燃費を良くするために、まず確認したいのがタイヤの空気圧です。
タイヤの空気圧が不足すると、タイヤの転がり抵抗が増えて燃費が悪化します。
スズキのエブリイの取扱説明書でも、空気圧不足は燃費悪化の原因になるため、適正な空気圧にするよう案内されています。�
スズキ +1
ただし、ここで注意したいのが、
「空気をたくさん入れれば入れるほど燃費が良くなる」というわけではない
ということです。
エブリイは商用車なので、積載状態によって指定空気圧が異なります。
例えば、エブリイ等の商用車では、
軽積載:前輪2.4・後輪2.6
定積載:前輪2.8・後輪3.5
という指定があります。�
スズキ
したがって、自分の車の運転席ドア付近にある空気圧ラベルを確認し、積載状態に合った指定値に調整することが大切です。
指定値を超えて入れるのはおすすめしません。
② タイヤの空気圧は定期的にチェック
タイヤの空気は、時間が経つと少しずつ抜けていきます。
そのため、
「一度入れたから大丈夫」
ではなく、定期的に確認することが大切です。
ガソリンスタンドなどに設置されている空気入れを利用すれば、自分で簡単にチェックできます。
空気圧が不足した状態で走ると、燃費が悪くなるだけでなく、タイヤの偏摩耗や損傷のリスクも高くなります。
スズキも空気圧不足による燃費・走行安定性の悪化について注意を促しています。�
スズキ
燃費節約と安全の両方のために、タイヤの空気圧は定期的に確認しましょう。
③ タイヤをローテーションする
次に、タイヤのローテーションです。
車は前後のタイヤで負担が違うため、走り方や車種によって摩耗の仕方にも差が出ます。
そこで、定期的にタイヤをローテーションして、できるだけ均等に摩耗させます。
均等にタイヤを使えば、タイヤを無駄なく長く使いやすくなります。
タイヤ交換の時期までしっかり使い切ることができれば、タイヤ代の節約にもつながります。
ただし、ローテーションの方法は車種やタイヤの種類によって異なります。
特に方向性タイヤやサイズ違いのタイヤなどは、単純に前後を入れ替えられない場合があります。
④ タイヤの摩耗もチェックする
燃費節約を考えるなら、タイヤの状態も確認しておきたいところです。
タイヤが摩耗すると、グリップ性能や排水性能などにも影響します。
ただし、
「タイヤがすり減って小さくなるから燃費が悪くなる」
と単純には言えません。
タイヤの転がり抵抗は、タイヤの種類やゴム、構造、空気圧、路面などさまざまな条件で変わります。
そのため、燃費だけを理由にタイヤを判断するのではなく、
安全に使用できる摩耗状態かどうか
を最優先に考えましょう。
溝が少なくなったタイヤは、燃費以前に安全面で問題になる可能性があります。
⑤ 涼しい日はエアコンを使わない
次に、私が実践しているのがエアコンの使用を減らすことです。
エアコンを使用するとエンジンに負荷がかかるため、燃料消費量が増えます。
特に真夏は、エアコンを長時間使用することになります。
私自身、宅配の仕事をしていると、
「いつもならガソリン満タンで4日くらい持つのに、真夏は2日程度しか持たない」
と感じることがあります。
もちろん走行距離や渋滞、荷物量などによって変わりますが、それくらい夏場は燃費に差が出ることがあります。
⑥ 涼しい日は窓を開ける
外気温がそれほど高くない日は、エアコンを使わず窓を開けて走ることもあります。
特に低速走行が多い宅配業務では、状況によってはこれだけでもエアコン使用を減らせます。
ただし、高速道路などの高速走行では、窓を開けることで空気抵抗が増えるため、必ずしも燃費節約になるとは限りません。
そのため、
- 低速・涼しい日 → 窓を開ける
- 暑い日・高速走行 → エアコンを適切に使用する
というように、状況に合わせて使い分けています。
⑦ エアコンは最初に外気、冷えたら内気
暑い日に車に乗り込んだ直後は、車内がかなり暑くなっています。
そこで私がやっているのが、
最初は外気を使って車内の熱気を逃がす
↓
ある程度冷えてきたら内気循環にする
という方法です。
内気循環にすると、すでに冷えた車内の空気を循環させることができます。
そのため、外から暑い空気を入れ続けるより、効率よく車内を冷やしやすくなります。
冷えてきたら風量を必要以上に強くせず、快適な範囲に調整します。
ただし、長時間の内気循環では車内の空気がこもるため、状況に応じて外気導入も行いましょう。
⑧ エンジンオイルは5000kmを目安に交換
エンジンオイルも燃費やエンジンの状態に関係する重要なポイントです。
オイル交換の時期については、
「1万kmでも大丈夫」
という情報を見かけることもあります。
しかし、私は宅配ドライバーとして実際にエブリイを使用してきた経験から、5000km程度を一つの目安にして交換しています。
私自身、走行距離を確認しながら使用してみたところ、5500km前後からエンジンのパワーが少し弱くなったように感じ、6000kmを超えると明らかにパワーダウンを感じました。
そのため、
「5000kmを超えたら交換する」
という自分なりの基準にしています。
もちろん、オイル交換時期は車種、エンジン、使用条件、オイルの規格などによって異なります。
そのため、この記事で「すべてのエブリイは5000km交換が必須」と言っているわけではありません。
あくまで私自身の使用環境での経験に基づく交換時期です。
宅配のように短距離走行やアイドリング、ストップ&ゴーが多い使い方では、一般的な走行条件とは異なることも考慮したほうがいいでしょう。
⑨ バッテリーやスパークプラグも点検する
エンジンの調子が悪くなってきたときは、オイルだけが原因とは限りません。
バッテリーやスパークプラグなどの状態も確認する必要があります。
バッテリーが弱っていたり、スパークプラグが劣化していたりすると、エンジンの始動性や運転時の状態に影響する場合があります。
交換時期や状態を確認して、必要であれば交換します。
ただし、正常なバッテリーやプラグを新品に交換すれば必ず燃費が大幅に良くなる、というものではありません。
あくまで、
劣化している部品を適切なタイミングで交換する
という考え方です。
⑩ 急発進・急ブレーキをしない
燃費を良くするうえで、最も基本的なのが運転方法です。
急発進や急加速を繰り返せば、それだけ燃料を多く使います。
宅配ドライバーの場合、配達先を一軒一軒回るため、発進と停止を繰り返すことになります。
だからこそ、
- アクセルを急激に踏み込まない
- 前方の状況を予測して、急ブレーキを減らす
という運転を意識しています。
急加速・急ブレーキを減らせば、燃費だけでなくタイヤやブレーキなどの消耗も抑えやすくなります。
結果として、車全体の維持費節約にもつながります。
⑪ 私はMT車のほうが燃費が良いと感じる
最後は、少し個人的な話になります。
最近のATやCVTは非常に性能が良く、燃費性能も優れています。
そのため、
「MT車のほうが必ず燃費が良い」
とは言えません。
実際、現代のAT・CVT車には燃費性能を重視して設計されたものが多くあります。
しかし、私はこれまで宅配の仕事でエブリイを運転してきて、自分の使用環境ではMT車のほうが燃費が良いと感じています。
特に、
- 坂道
- 荒れた道路
- 荷物を積んでいる状態
- 細かい速度調整
などでは、自分でギアを選択できるMT車のほうが運転しやすいと感じます。
特に坂道などでは、状況に合わせてギアを選べるので、スムーズに走りやすいです。
もちろん、これは私自身の経験と好みです。
燃費は車種、エンジン、トランスミッション、走行条件、運転方法などによって大きく変わるため、「MTだから必ず燃費が良い」とは言えません。
それでも、免許や運転環境が許すのであれば、私は宅配用の車にはMT車を選びたいと思っています。
宅配ドライバーは小さな燃費節約が大きな差になる
一般のドライバーなら、
「燃費が少し良くなったところで、それほど変わらないのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、宅配ドライバーは毎日かなりの距離を走ります。
例えば1日100km走るとして、
月25日なら、
100km × 25日 = 2,500km
年間では、
2,500km × 12か月 = 30,000km
にもなります。
これだけ走ると、少しの燃費の差でも年間では大きな違いになります。
だからこそ、
- タイヤの空気圧を確認する
- 無駄なエアコン使用を減らす
- 急加速をしない
- オイルなどを適切にメンテナンスする
といった小さな積み重ねが重要になります。
まとめ|燃費節約は小さな積み重ね
今回は、私が宅配ドライバーとして実践しているガソリン節約方法を紹介しました。
ポイントをまとめると、
- タイヤは指定空気圧を維持する
- 積載状態に合った空気圧にする
- タイヤを定期的に点検・ローテーションする
- 摩耗したタイヤは安全を優先して交換する
- 涼しい日は状況に応じてエアコンを控える
- エアコン使用時は内気循環を上手に使う
- エンジンオイルを適切な時期に交換する
- バッテリーやスパークプラグも点検する
- 急発進・急加速・急ブレーキを減らす
- 自分の走行環境に合った車・トランスミッションを選ぶ
という方法です。
どれも、一つだけで劇的にガソリン代が安くなるわけではありません。
しかし、宅配ドライバーのように毎日長時間車を使用する仕事では、小さな燃費改善を積み重ねることが大きな節約につながります。
車は宅配ドライバーにとって大切な仕事道具。
だからこそ、燃料代だけを見るのではなく、タイヤ、オイル、バッテリーなどを適切にメンテナンスしながら、安全に、できるだけ経済的に車を使っていきたいと思っています。
関連記事はコチラ↓
エブリイのオイル・エレメント交換をDIY!宅配ドライバーなら年間どれだけ節約できる?



コメント