車のメンテナンスというと、オイル交換やタイヤ交換など、少し難しそうな作業を思い浮かべる人も多いと思います。
しかし、車には工具をほとんど使わず、誰でも簡単にできるメンテナンスもあります。
その代表的なものが、
- ウォッシャー液の補充
- 冷却水(ラジエーター液)の補充
です。
どちらも車を安全に使用するために大切なものですが、補充方法はそれほど難しくありません。
今回は、私が仕事で使用しているエブリイを例に、ウォッシャー液と冷却水の簡単な補充方法を紹介します。
ウォッシャー液の補充方法
まずはウォッシャー液です。
フロントガラスが汚れているときに、ワイパーと一緒に使用する液体です。
宅配ドライバーは一日中車を運転するため、フロントガラスが汚れることも多く、ウォッシャー液を使う機会も多くなります。
そのため、ウォッシャー液が少なくなったら早めに補充しています。
① ウォッシャー液のタンクを探す
エブリイのボンネットを開け、ウォッシャー液のタンクを確認します。
ウォッシャー液のマークが付いたキャップを探してください。

車種によって位置は異なりますが、キャップにフロントガラスから液体が噴き出しているようなマークが描かれていることが多いです。
② キャップを開ける
ウォッシャー液のタンクを見つけたら、キャップを開けます。
特別な工具は必要ありません。
③ ウォッシャー液を入れる
あとはウォッシャー液をタンクに注ぐだけです。
こぼさないように、ゆっくり入れていきます。

商品によっては原液タイプと希釈タイプがあります。
希釈が必要な商品は、パッケージに書かれている割合を確認して使用してください。
また、冬に気温が低くなる地域では、凍結温度にも注意しましょう。
水だけを入れるよりも、車用のウォッシャー液を使用するほうが安心です。
市販で500円前後で買えると思います。
④ キャップを閉めて終了
ウォッシャー液を補充したら、キャップをしっかり閉めます。
これで終了です。
工具もほとんど必要ないので、車のDIYメンテナンスの中でもかなり簡単な作業です。
冷却水(ラジエーター液)の補充方法
次は冷却水です。
一般的には「ラジエーター液」と呼ばれることもありますが、現在の車ではLLC(ロングライフクーラント)などの冷却水が使用されています。
冷却水はエンジンの熱を冷却する重要な役割があります。
不足したまま走行すると、エンジンの冷却がうまくできなくなり、オーバーヒートにつながる可能性があります。
そのため、定期的に量を確認しておきましょう。
冷却水を確認するときの重要な注意点
冷却水の確認で、絶対に注意したいことがあります。
それは、
エンジンが熱い状態でラジエーターキャップを開けないこと。
です。
エンジンが熱いと、冷却水や冷却系統の内部が高温・高圧になっている場合があります。
その状態でラジエーターキャップを開けると、高温の冷却水や蒸気が噴き出して、やけどをする危険があります。
冷却水の確認・補充は、基本的にエンジンが十分に冷えている状態で行ってください。
① リザーバータンクを確認する
エブリイのボンネットを開け、冷却水のリザーバータンクを確認します。

タンクには通常、
FULL(MAX)
LOW(MIN)
などの基準となるラインがあります。
エンジンが冷えている状態で、冷却水が適正な範囲にあるか確認します。
② 冷却水が減っていたら補充する
冷却水が基準値より少なくなっていた場合は、適切な冷却水を補充します。

市販で2リットル、1000円から2000円前後。
ここで重要なのが、何でもいい液体を入れればいいわけではないということです。
車両の取扱説明書などを確認し、指定されている冷却水を使用してください。
市販の冷却水には、そのまま使用できるタイプと、水で希釈して使用するタイプがあります。
商品説明を確認してから使用しましょう。
③ 入れすぎにも注意
冷却水は、たくさん入れればいいというものではありません。
冷間時の基準範囲を確認して、適正な量にします。
MAXやFULLのラインを大きく超えて入れないようにしましょう。
補充したら、キャップをしっかり閉めます。
冷却水が何度も減る場合は要注意
冷却水は、基本的に頻繁に補充するものではありません。
そのため、
「補充したばかりなのに、また減っている」
という場合は注意が必要です。
冷却水が繰り返し減少している場合、どこかから漏れている可能性があります。
例えば、
- ホース周辺
- ラジエーター周辺
- ウォーターポンプ周辺
- その他の冷却系統
などから漏れている可能性があります。
単純に「減ったから補充すればいい」と考えず、短期間で何度も減る場合は整備工場などで点検してもらうことをおすすめします。
ウォッシャー液と冷却水は補充方法が全く違う
どちらも液体なので簡単そうに見えますが、注意点は大きく違います。
ウォッシャー液
比較的簡単です。
タンクを確認 → キャップを開ける → 補充 → キャップを閉める
これだけです。
冷却水
こちらは、
エンジンが十分に冷えていることを確認 → リザーバータンクの量を確認 → 指定された冷却水を補充
という手順になります。
特に、熱い状態でラジエーターキャップを開けないことが重要です。
宅配ドライバーは液体類の点検も大切
宅配ドライバーは、毎日のように車を使用します。
そのため、オイルだけではなく、
- エンジンオイル
- 冷却水
- ウォッシャー液
- ブレーキフルード
- タイヤの空気圧
- タイヤの状態
など、日頃から車の状態を確認しておくことが大切です。
特にウォッシャー液は、仕事中に突然なくなると困ります。
フロントガラスが汚れているのにウォッシャー液が出ないと、安全な視界を確保しにくくなります。
仕事で長時間運転する宅配ドライバーだからこそ、簡単な点検・補充くらいは自分でできるようにしておくと便利です。
宅配ドライバーとしてのポイントは、7月と12月の繁忙期シーズンの前と後は必ずラジエーターリザーバータンクの液量をチェックしましょう。
まる一ヶ月、繁忙期を忙しく車両を乗り回していると驚くほどリザーバータンクの液量が減っています。
このチェックを怠り、ラジエーター液が不足状態で走行していると、エンジンを冷却できず、オーバーヒートしてしまいます。
まとめ|簡単なメンテナンスからDIYを始めよう
今回は、エブリイのウォッシャー液と冷却水の補充方法を紹介しました。
ウォッシャー液は、タンクを確認して補充するだけなので、車のDIYメンテナンスの中でも特に簡単です。
一方、冷却水はエンジンを冷却する重要な液体なので、量の確認と補充は大切ですが、熱い状態でラジエーターキャップを開けないなどの注意が必要です。
車のDIYというと難しく感じるかもしれません。
しかし、
「自分でできる簡単なことから始める」
だけでも、車の状態を確認する習慣が身につきます。
宅配ドライバーにとって車は大切な仕事道具です。
毎日使う車だからこそ、簡単な点検や補充は自分で行い、異常を感じたときには早めに整備工場などで点検してもらう。
このように、DIYできるところとプロに任せるところを分けることが、車を長く安全に使うためのポイントだと思います。
今回の節約は、ウォッシャー液補充は無料でやってくれる所もありますので、0〜500円前後。
ラジエーター液補充は、300円〜1000円前後になります。
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