宅配ドライバーにとって、繁忙期が終わると一気に荷物が減ります。
お中元やお歳暮などの繁忙期を乗り越えた直後は、「やっと終わった……」という達成感とともに、荷物の少なさに開放感を感じます。
ところが、少し時間が経つと、「荷物が少ないのはいいけど、収入は大丈夫かな?」と、今度は別の心配が出てきます。
さらに、私自身の経験では、繁忙期が終わった直後は気が抜けて、大きなミスや車両トラブルを起こしやすい時期でもあります。
今回は、10年以上宅配ドライバーを経験してきた私が、閑散期の物量や収入、過ごし方、そして繁忙期と閑散期のどちらが楽なのかについて紹介します。
宅配ドライバーの閑散期はどれくらい荷物が減る?
私の経験では、繁忙期が終わると荷物はかなり減ります。
通常の時期であれば、1日の配達個数はおおむね80~120個程度。
ところが、繁忙期が終わると、この数字が一気に減っていきます。
お中元の後は80~100個くらい
お中元の繁忙期が終わった後は、そこまで極端には減りません。
私の場合は、だいたい1日80~100個程度に落ち着きます。
繁忙期に比べればかなり少ないので、配達自体はずいぶん楽になります。
お歳暮の後はさらに荷物が減る
特に大きく物量が落ち込むのがお歳暮の後です。
年末の繁忙期を終え、正月に入ると一気に荷物が減ります。
三が日の期間は、1日30~50個程度まで落ちることもあります。
繁忙期には大量の荷物を抱えて走り回っていたのに、突然この物量になるので、最初はかなりギャップを感じます。
「本当にこんなに荷物が少なくなるのか?」と思うくらいです。
そして三が日が終わると、徐々に荷物が戻ってきて、通常の80~100個程度まで回復していきます。
閑散期は仕事が楽になる?
これは間違いなく楽になります。
私の場合、出勤は朝7:50頃。
配達開始は8:30頃です。
繁忙期と比べて荷物が少ないため、当然ながら配達中の忙しさも大きく違います。
夜間指定が少ない日なら、19:30頃に仕事が終わることもあります。
繁忙期のように、「次の荷物を探して、急いで積んで、すぐ出発!」という状態から解放されるので、精神的にも肉体的にもかなり余裕が出ます。
繁忙期が終わると「開放感」がある
繁忙期を乗り切った後は、かなりの達成感があります。
そして荷物が減ると、「やっと終わった!」という開放感もあります。
繁忙期中は常に時間に追われています。
- 荷物が多い。
- 配達しても配達しても荷物が減らない。
- 夜まで走り続ける。
そんな日々が続いた後なので、荷物が少なくなると、それだけで気持ちが楽になります。
しかし、この開放感には少し注意が必要です。
閑散期は「気が抜けている」ことに注意
私が長年宅配ドライバーをやってきて感じるのが、繁忙期が終わった直後はミスが増えやすいということです。
繁忙期中は、良くも悪くも常に緊張しています。
「次の荷物はどこだ?」「時間指定に間に合うか?」「早く配達しなければ!」と、頭も体もフル回転しています。
ところが繁忙期が終わると、突然仕事が楽になります。
そこで一気に気が抜けます。
そして、この状態で怖いのが、
- 配達先を間違える
- 荷物の確認を忘れる
- 車を擦る
- 車をぶつける
- 普段ならしないようなミスをする
といったトラブルです。
私はこれを**「繁忙期の後遺症」**だと思っています。
繁忙期に無茶をしすぎないことも大切
繁忙期は、とにかく荷物が多いので、どうしても無理をしてしまいます。
「あと少しだから頑張ろう」「今日だけは急がないと終わらない」と、無理を重ねてしまいます。
しかし、繁忙期が終わったからといって、すぐに心身が通常の状態に戻るわけではありません。
むしろ、張り詰めていたものが一気に緩むことで、注意力が落ちることがあります。
そのため、私の経験上、繁忙期だからといって無茶をしすぎないことも重要だと思っています。
そして閑散期に入ったら、「今の自分は、繁忙期を終えて気が抜けているかもしれない」と自覚しておく。
これだけでも、多少はミスを防ぎやすくなると思います。
閑散期は収入が心配になる
荷物が少なくなると、仕事は楽になります。
しかし、宅配ドライバーにとって気になるのが収入です。
私の場合、閑散期の収入はおおむね35~50万円くらいです。
繁忙期を経験すると、「これだけ荷物が少なくて大丈夫なのかな?」と、どうしても不安になります。
繁忙期は忙しい代わりに収入も増えます。
それだけに、繁忙期が終わった後は、「楽になったけど、収入は減った」という現実を感じることになります。
極端に荷物が少ない日は本当に暇
閑散期の中でも、特に荷物が少ない日はあります。
こういう日は本当に暇です。
そして残念ながら、「暇だから荷物を増やそう!」と思っても、荷物が勝手に増えるわけではありません。
配達員が頑張ってどうにかできる問題ではないので、暇なものは暇です。
だからこそ、私は、「暇な時間をどう使うか」を考えるようになりました。
暇な時間に私がやっていること
私の職場では、暇になると他の配達員と話をして時間を潰す人も多いです。
もちろん、それも一つの過ごし方です。
私自身は、暇な時間ができたら、
- 車のDIY
- 読書
- 洗車
- 歯医者などの用事
- 身体のメンテナンス
- 確定申告の領収書整理
- 確定申告の準備
などをしています。
特に、普段忙しくてできないことを閑散期に片付けるのがおすすめです。
繁忙期には、「時間があったらやろう」と思っていたことが、たくさんあります。
閑散期は、それを片付ける絶好の機会です。
閑散期は「次の繁忙期への準備期間」
私は、閑散期は単純に暇な時期ではなく、次の繁忙期に向けた準備期間だと思っています。
前回の繁忙期を振り返って、「ここはもっと効率よくできたな」「このミスは二度としないようにしよう」「この荷物の積み方は良くなかったな」など、改善できるところを考えます。
繁忙期は忙しすぎて、自分の仕事を振り返る余裕がありません。
だからこそ、閑散期に振り返る。
そして、失敗する → 反省する → 修正する → 次の繁忙期で試すということを繰り返していけば、少しずつ配達員として成長していけると思います。
宅配ドライバーの閑散期あるある
ここからは、私が思う「閑散期あるある」です。
①「今日めちゃくちゃ暇」と自慢する
配達員同士で、「今日○○個しかないよ」「俺なんて○○個」と、なぜか暇自慢が始まります。
忙しい時には考えられない光景です。
② ひたすら車で寝る
荷物が少ないので、時間に余裕があります。
気が付くと車の中で寝ている人もいます。
③ ひたすらお喋り
暇なので、配達員同士で話して時間を潰します。
忙しい時にはほとんど会話する暇もないので、閑散期ならではです。
④ 美味しいものを食べに行く
繁忙期を乗り越えた開放感から、ちょっと美味しいものを食べに行きたくなります。
「繁忙期頑張ったし、これくらいいいだろう」という気持ちになります。
⑤ なぜかミスが増える
そして、これも閑散期あるある。
荷物が少なくなって気が抜けた結果、配達ミスや車を擦る、ぶつけるといったトラブルが起こりやすくなります。
個人的には、これが一番注意したい閑散期あるあるです。
⑥ 車のメンテナンスをする
忙しい時には後回しにしていた、
- オイル交換
- 洗車
- タイヤの確認
- 車内清掃
- その他のDIY
などをするようになります。
繁忙期と閑散期、どちらが楽?
これは人によってかなり違うと思います。
私自身、昔は繁忙期の方が楽だと思っていました。
理由は単純で、暇な時間の潰し方が分からなかったからです。
荷物が少なくて時間が余っても、何をすればいいのか分からない。
そうなると、ただ時間が過ぎるのを待つだけになります。
これは意外と苦痛です。
今は閑散期の方が好きところが今は、私自身やりたいことがたくさんあります。
車のDIYをしたり、読書をしたり、洗車をしたり。
普段できないことをやる時間に使えるので、今ではむしろ閑散期の方が楽で好きです。
結局のところ、暇な時間をどう使うかによって、閑散期の感じ方は大きく変わると思います。
宅配ドライバーの閑散期は「暇=悪」ではない
宅配ドライバーにとって閑散期は、確かに荷物が減ります。
そして収入が心配になったり、極端に暇な日には退屈したりすることもあります。
しかし、その時間を利用して、
- 体を休める
- 車をメンテナンスする
- 読書する
- DIYをする
- 普段できない用事を済ませる
- 確定申告の準備をする
- 前回の繁忙期を振り返る
- 次の繁忙期に向けて改善する
といったこともできます。
閑散期は、ただ暇なだけの時期ではありません。
次の繁忙期に向けて、自分自身を整える期間でもあります。
そして何より大切なのは、繁忙期が終わって気が抜けていることを自覚すること。
忙しい時期を乗り越えたからこそ、閑散期には少し肩の力を抜きながらも、事故や配達ミスには注意して仕事をしたいものです。
私の閑散期のリアル
最後に、私の場合の閑散期をまとめておきます。
| 項目 | 私の場合 |
| 閑散期の収入 | 35〜50万円くらい |
| 通常の配達個数 | 80〜120個程度 |
| お中元後 | 80〜100個程度 |
| お歳暮後・三が日 | 30〜50程度になることも |
| 出勤 | 7:50頃 |
| 配達開始 | 8:30頃 |
| 仕事終了 | 19:30頃(夜間指定が少なければ) |
| 暇な時間の過ごし方 | 読書・DIY・洗車・用事・確定申告の準備など |
| 以上 |
※これはあくまで私自身の経験です。
会社・地域・契約形態・報酬体系などによって物量や収入は大きく異なります。
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